少し前に放送された、この番組をご覧になったことはありますか?暮らしに役立つ日本の布がたくさん紹介されていた素敵な番組でした。
毎回様々な方が日本の布を紹介されていたのですが、神楽坂のjokogumoさんが取り上げられていた久留米絣を使ったMonpe(もんぺ)にわたしは目を奪われました。軽く、乾きやすく、綿100%。丈夫で人の暮らしに寄り添ってきたもんぺを、現代風のデザインにアレンジしたものでした。身軽な旅行に欠かせない、かさばらず乾きやすいというところも気になりました。
ちょうどそのころショッピングモールで購入した3つのパンツが1年で傷んでしまい、はけない状態になってしまったのが悲しくて、長持ちするパンツを探していました。番組から少したってお店に伺い、「うなぎの寝床」というブランドのMonpeを2つ購入しました。そのうちの1つが、この水色のもの。
まだ寒い2月だったのですが、まず暖かさにびっくり。下に薄い絹スパッツを履いたら真冬でも大丈夫。一度履いたらあたたかさと快適さに手放せなくなりました。
そしてその年の夏は1枚で履きました。不思議なのですが、あんなに冬に履くと暖かかったのに、夏に履くと涼しいのです。
動きやすくおなかも締め付けず、傷みやすいひざは生地が二重になっているため丈夫です。2年目の今ももちろん現役で、こんなに履いているのに痛みはありません。もし汚れが目立つようになったら、パジャマとして履く予定。パジャマとして履けるほど、ノンストレスなんです。これぞ、ロングライフ品!
何より履いていて気持ちが良いので、つい手に取ってしまうのです。
家族も今年の夏に2つ購入したのですが、これしか履かないと言って、他のパンツを処分してしまったほど。ちなみにわたしも家族も皮膚が弱く、最近の夏は着るものの素材と汗でじんましんが出てしまったりするのですが、このMonpeでかゆくなることはありませんでした。
生地によってきちんと見えるものもありますし、もちろんカジュアルにもはけるのでおすすめです。バリエーションも豊かで、選ぶ楽しみもあります。
こんなに暑い夏のある日本だけれど、昔からの技術によって快適に過ごせること、そして技術を継承しながら新しい形に生まれ変わったMonpeのことを、心からすごいなあと思っています。