帰国して1か月ちょっと。
なんだか、まるでNZの滞在が夢のようです。
今回の旅で1つ、長らく旅のお供だったスーツケースと
お別れすることにしました。
布製のモンベルスーツケースです。
やわらかく、大きく、旅の荷物が多かったころ、
本当に役に立ちました。
20代、まだミニマリストという言葉も知らず、
初めての海外へ1人で旅立った時、
荷物は大きく重く、それが当たり前だと思っていました。
たくさんの不安と荷物を詰めた旅。
フランスに住むときもがらがらと不安と荷物をいっぱいにして
1年を一緒に過ごしました。
それから10年ほどは、荷物がミニマムになりつつあり
他のコンパクトなリモワも仲間入りしてからは、
出番の減ったこのスーツケース。
家族が増えてからは家族の荷物を一緒に入れるのが常で、
容量が多いため一人旅で使うことはほぼなくなっていました。
このところキャリーケースのはしにほつれが出たりして、
繕ったりはしていたのですが、
とうとうNZでメインのコンパートメントに穴が開いてしまいました。
修理もお願いできるとは思うのですが、
限界まで使用しきった気持ちがあり、
またこの大きさは生活が変わったことで
活用頻度もどうしても下がるので、
手放すことにしました。
近々、粗大ゴミへと送り出します。
ゴミはなるべく少なくしたいけれど、
使い切ったものの命はいさぎよくまっとうさせてあげるのも
持ち主の使命だと思うから。