Yonige style

ミニマムな暮らしに地球へのやさしさを加えて

ものを選ぶときに気を付けていること

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最近使うたびにいいな、と思うブラウンの目覚まし時計。世界中で長く愛されているスタンダードな時計です。実際に使うようになって、その理由がわかってきました。

 

もともと、この時計は小学1年生になる子どもと、起きる時間や時計の読み方を教えるために買ったもの。子ども用の学習時計はたくさんたくさんありますが、どうしても長く使えるとは思えなくて…。それに、わたし自身も家に好きでないものを入れるのが耐えられず、とにかくシンプルに美しく文字盤が見やすいものを、と選んでみたのです。

 

黒は、わが家のインテリアに入ることがなくて、これまでブラウンの時計は色で選択肢に上がりませんでした。それがちょうど時計を探しているときに、新しく発売されたこのブルーカラーを見つけて、いいなと思い子どもとお店に見に行きました。

www.nordicfeeling.jp

こちらは現在使っている時計よりひと回り小さく、ブルー以外にも様々な色の選択肢がありました。

 

わたしは写真のブルーがとても気に入っていて、子どもも気に入るだろうと思っていたのですが、手に持った感じやそのほかの理由で、子どもが自分で今の黒を選びました。結局黒になってしまってちょっと残念だったのですが、使うものは自分で選ぶのがわが家のルール。結局写真の黒を購入しました。

 

使い始めて驚いたのは、時計が本当に見やすいこと。文字盤のバランスや大きさ、全てが心地よく、注意を惹くのに主張しないデザインなのです。子どもも軽いので良く手に取り、少しずつ長い針と短い針を区別したり、いろいろなところに置いて身近に使っています。

 

今はまだ親が起こしたり、親の起きている音で自然と目が覚めているので、もっぱらわたしが目覚ましとして使っていますが、アラーム音が静かに大きくなっていくのがとても心地よいです。針に蛍光塗料が塗られているので、暗い寝室でもほんのり時間が見えます。シンプルな構造ながら、使う人のことが良く考えられていて、デザインの力はあなどれない、と強く思うようになりました。

 

ものを選ぶときに「すぐにごみにならないもの」と考えると、自分の買うものに本当に慎重になります。考えて買ったとしても失敗したと思うことはあるし、使い始めてからでないとわからないこともやっぱりあります。だからこそ、長く愛されているデザインのものを中心に選ぶと、失敗が少ないような気がします。そして万が一自分には合わなくて手放すときにも、長く愛されているものだったら、必ず貰い手がいてくださると思います。長く愛されているものは、循環するものでもあると思うのです。

 

わが家は加えて、子どもが常に使うものこそ、できるだけデザインの美しいものを加えたいと思っています。美しいと感じることは、人にとってとても大切な感覚だと思うから。この時計なら、大きくなってもずっと使えるだろうと思っています。